2009年10月6日中日新聞

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工場屋根材一般住宅用に
磐田・丸大鉄工 瓦に改良 来春発売
屋根材製造販売などの丸大鉄工(磐田市豊田西之島、長松孝俊社長)が、
工場やガレージなどに使われる屋根材を改良、遮音性や断熱性などを高めて一般住宅向けに来春発売する。
静岡大やスズキハウスなどとの共同研究の成果で、ほかの屋根材と比べ圧倒的に軽いのが特徴。取り付けも簡単という。
工場などに使われる「八八型」屋根は、アルミと亜鉛の合金メッキ「ガルバニウム」鋼板で作られることがほとんど。
安価で軽いものの遮音性や耐久性、断熱効果はあまりなく、屋根材として味気ないため一般住宅には使われてこなかった。
長松社長はこの鋼板を「一般住宅でも使えないか」と発想。
3年ほど前から、静岡大工学部の森田信義名誉教授(機械工学)と、この鋼板を使って遮音性などが高い屋根を作れないか共同研究をしてきた。
その結果、屋根の下地に厚い断熱材を張り、屋根の裏地には制震シートを張り付けることなどで、遮音性や断熱性が高まることが判明。
形を瓦のようにすることで和風・洋風の一般住宅にも使えるようにした。
また、最長七メートルまで一体成型できるように開発。
スレートや和瓦がすき間や毛細管現象で漏水の可能性があるのに対し、優れた防水性能を備えた。
愛犬「福」をイメージキャラクターに「ワンダフルルーフ福瓦」と名付けて商標登録。
色も黒やダークシルバー、ピンク、緑など豊富に用意した。
長松社長は「八八型屋根材は広く普及しており、部品なども転用できる。
軽くて安い屋根材を一般の住宅にも利用してほしい」と話している。